風刃を徹底解説。弱いと言われがちなブラックトリガーだが、知れば知るほど強いと感じる

風刃はブラックトリガーであり、遠隔斬撃に秀でたトリガーです。適合者の多さが多いことも特徴であり、隊員ごとにその特徴を活かした使い方できます。しかし、「風刃は弱い」と言われることも多々あります。私も最初見たときは「アフトクラトルのブラックトリガーの方が強いじゃん」と思いました。ただ、分析を重ねることで風刃のヤバさが見えてきましたので、そういったところも踏まえながら風刃の解説をしていきます。

風刃とは

まずは風刃の仕様について整理していきます。
・起動すると黒い鞘からブレードが生成される
・トリオン量に応じてブレードを囲う光の帯の数が異なる
※迅は11本、三輪は6本、仮に雨取が起動できたら50〜60本
・光の帯を消費し切るとリロードが必要
・切れ味と耐久性は弧月以上であり、軽さはスコーピオン以上
・ガード機能がなく、受け太刀or避けるしかない
・風間いわく「目の届く範囲どこでも攻撃できる」とあるが、ガロプラ襲来の攻撃を見ると、意識した位置まで攻撃が届くように思える
※オペレーターがポイントを指示すれば、そこに斬撃が飛ばせる
・遠隔斬撃は直線的に飛ばす以外にも地面や壁を伝わすことも可能であり、そこから斬撃を飛ばすことも可能である（変化球的な斬撃も可能になる）
・斬撃はためることも可能であり、地面や壁に伝わせた斬撃を遅らせて出すこともできる
・迅の場合、通常時と黒トリガー時で以下のようなパラメータ変化がある
※攻撃はヴィザのオルガノンに次ぐ2位の性能

・他のブラックトリガーよりも適合者が多く、20名以上の適合者がいる
・ブラックトリガーの元は最上宗一（迅の師匠）
・約5年前に最上はブラックトリガーになった
・約3年前にブラックトリガー争奪戦で迅が使用者になった
※現在は適宜使用者を分けている

このように風刃は使い手により性能の引き出し具合が大きく異なるブラックトリガーです。迅がその性能をかなり引き出していますが、それでもヴィザのオルガノンには攻撃が劣っていることより、強いブラックトリガーではありつつも、1番のブラックトリガーではないと思われます。

風刃の強み

風刃にはいくつもの強みがあります。
・遠距離武器であること
・適合者の多さ
この2つが圧倒的な強みと言えます。

遠距離武器であるということは「基本的には一方的な攻撃ができる」ということです。安全地帯から必中攻撃できるというのは、言葉以上に強力でありスナイパーが必中攻撃してくるようなものです。また、同じような遠距離武器からの攻撃で撃破されても、回収可能な位置であれば、取られることもありません。ブラックトリガーを取られることは命運を欠けるレベルの話であるため、取られない可能性が高いというのは非常に重要です。

そして風刃は適合者の多さが1番の強みと言えます。適合者の多さが多いということは、
・使用者がやられたら、別の者が起動して使用できる
・使い方が様々である
ということです。極端な話ですが、適合者たちがワンチームで動きつつ、風刃使用者がやられたら、直様回収し別の者が使用することもできてしまいます。風刃を奪わない限り、永遠と遠隔斬撃が飛んできてしまうため、非常に厄介と言えます。

また、使用者ごとに考えることや戦術、戦い方が異なるため戦いの幅が広いです。迅の場合は未来予知とのかけ合わせて近距離から遠距離まで対応する戦いをしますが、風間が使えば別の使い方をすると思われます。トリオンが多めの加古が使えば斬撃重視になるかもしれません。「風刃の対策は◯◯」というのが定まらず、相手に苦戦を強いることが可能です。

ついでに、弧月よりも切れ味が鋭く、耐久にも優れ、スコーピオンよりも軽いというのはあまり強みだとは思いませんでした。言ってしまえば、ノーマルトリガーの延長線上にある性能であるため、そこまでという印象です。むしろ、ブラックトリガーならばそれくらい当たり前という印象ですし、オルガノンの切れ味や耐久は異次元のレベルに達しており、風刃以上だからです。

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風刃の弱み

しかしながら、風刃には弱みもあります。
・攻撃性能に特化しすぎている
・対策されやすい
・適合者が多い
これら3つが弱みと言えます。

やはり風刃は防御面に弱く、受け太刀できなければすぐにやられてしまいます。そのため、弧月やスコーピオン、レイガストで近距離に慣れている者でないと近距離の戦いができずにすぐさまやられてしまいます。

また対策のされやすさも特徴であり、ガロプラの面々は風刃の遠隔斬撃を防御できています。真正面からの素直な遠隔斬撃だと、あまり意味をなしません。そして遠隔斬撃のストックが視認できるのも弱みであり、相手からすればストック切れのタイミングで攻撃を仕掛けることができますし、ストックが減ってきたら戦術が限られてくることも予想できます。

そして強みでもあった適合者の多さですが、玄界はまとまった組織であるため問題になっていませんが、風刃がアフトクラトルにあったらどうでしょう。恐らく、取り合いになるのではないでしょうか。政治的な面での火種になりやすく、内乱を生む原因にもなりかねません。

風刃の正しい使い方

以上のことより風刃には正しい使い方があると思いました。
「風刃適合者を複数人集めて、ボーダー本部の屋上から一方的に斬撃をし続ける」
かなと思います。こんな使い方をしたら、興ざめですが勝利に徹するならそんな使い方もありかなと思います。

もしくは、風刃は視認していなくとも意図した箇所に斬撃が飛ばせるため、さらに安全な箇所からオペレーターの指示で指定の位置に打ち続ける戦術です。

適合者一覧

風刃は適合者20名以上のブラックトリガーです。その中でも風刃適合者として明かされた面々は下記のとおりです。基本的には「近距離に強い隊員」が適合者です。太刀川は適合できなかったようですが、これは言ってしまえばストーリーの都合上仕方ないかなと思っています。