ワールドトリガーには近界（ネイバーフッド）という言葉が存在します。これは玄界（ミデン）から見た時に外の国に対して表す言葉です。なので、アフトクラトルやガロプラなどは全てネイバーフッドです。では、玄界（ミデン）はネイバーフッドに入るかと言うとNOです。ミデンが周りの国家に対してネイバーフッドと表しているので、自国（ミデン）はネイバーフッドとは言いません。
そして、ネイバーフッドには惑星国家と乱星国家があります。今回は、惑星国家と乱星国家に分けて、どういった国家が存在するのかを解説していきます。ついでにミデン調べだと惑星国家を9カ国見つけています。しかし、空閑有吾が発見した惑星国家の量が凄まじく、いかに探索不足かを知ることになっています。
惑星国家一覧
惑星国家とは暗黒の空間（簡単に言えば宇宙のようなもの）で決まった軌道を描きながら周回する国家を指します。作中では円形で周回する国家であり、四角型、三角形といった軌道を描きながら周回する国家はありません。また、「ミデンは惑星国家なのか？」については現時点で不明です。作中だとミデンは太陽的なポジションであり、軌道を描いて動いている様子はなく、固定の場所に存在し続けています。
・ミデン目線で作った図だからミデンは固定の位置にあるのか
・ミデンは特別な国であるから固定の位置にあるのか
これは現時点で明かされていません。これは後々明かされてきたら更新します。
アリステラ
かつての同盟国であり、忍田瑠花と林道陽太郎、雷神丸の出身国です。5年前に滅んでおり、その際にミデンが亡命の援助を行っています。また、瑠花と陽太郎にマザートリガーを継承していたこともあり、その力を使い現ボーダーは急発展しています。なので、ネイバーフッドから見ると「ミデンはアリステラ国家が亡命した姿」となります。ミデンからすると、かなり縁深い国家と言えます。ついでにミカエル・クローニンは近界民ですが、出身は不明です。ただ、アリステラ出身ではないかという推測が立っています。
現在の玉狛支部エンブレムで言うと左の◯がアリステラを示しています。
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デクシア
かつてのボーダーと同盟にあった国です。現在は滅亡しています。現在の玉狛支部エンブレムで言うと右の◯がデクシアを示しています。
メソン
かつてのボーダーと同盟にあった国です。現在は滅亡しています。現在の玉狛支部エンブレムで言うと中央の◯がメソンを示しています。
カルワリア
4年前に空閑有吾と空閑遊真が滞在し、戦争も手伝っていた中規模国家です。別名「城壁国家」と言われており、ヨーロッパのような城を中心においた国家です。空閑遊真曰く「城塞での籠城戦を得意としていたけど、決して強い国ではなかった」と言われており、当時の空閑が自分も戦力と数えれるようなレベルでした。スピンテールの侵攻を受けた際も個人戦んではやられている姿が多いです。基本的な武器は弧月のような形状をした武器を用いています。作中で名前が公表されている「ライモンド、イズカチャ、ヴィッターノ」の出身国であり、空閑遊真とは仲良くやっていました。
空閑遊真がブラックトリガーに殺されかけた国であり、空閑有吾はここでブラックトリガーとなり、空閑遊真に力を継承しています。ブラックトリガーになった空閑遊真はしばらく滞在しており、当時の戦争が終結したところまで見届けています。
スピンテール
空閑有吾、空閑遊真がカルワリアに滞在していた４年前に侵攻をしかけた国家です。カルワリアよりもトリガー使いが多く、戦力では上回っていました。
空閑遊真がブラックトリガーになるきっかけになった時であり、空閑遊真を襲ったブラックトリガー持ちがいる可能性のある国家です。
※侵攻が1国とは限らないので、スピンテールのブラックトリガーとは限りません。
トリガーは全身を黒の衣装で覆い、打撃攻撃と弧月とは少し形状のことなる剣を用います。また、トリオン兵を乗りこなす技術もあり、移動手段や攻撃に使っています。換装体が解けた姿はヨーロッパ系の顔立ちをした人間です。
ブラックトリガー持ちとなった空閑遊真を先頭に３年の戦争を繰り広げた結果、スピンテールは侵攻を断念し、和平が結ばれています。
アフトクラトル
ネイバーフッド最大級の軍事国家であり、大規模侵攻で攻めてきた国です。別名「神の国」と言われており、作中最強の戦力を持つ国です。その強さは圧巻であり
・7年前の時点で13本のブラックトリガーを保有
・トリガーホーンにより改造人間を生み出すことに成功
・4大領主の制度により強いマザートリガーを据える仕組みを構築（現在はゴタゴタ）
・保有国の少ない爆撃型トリオン兵イルガーを保有
・新型トリオン兵ラービットの開発に成功
・性能の高いトリガーを開発（ランビリスやケリードーン）
といった軍事力は相当なレベルに達しています。大規模侵攻の際に4大領主の1人であるハイレイン含めた人型ネイバーが他に3チーム程あると考えればその強さが分かります。
また、属国の概念も存在しており、ガロプラやロドクルーンはアフトクラトルに支配されている国にあたります。これにより、代理戦争をしかけたりもします。勿論、属国からすればたまったもんではなく、恨まれています。しかし、マザートリガーを抑えられているため、従うしかない模様です。
強さの秘訣は神選びというマザートリガー選びとその仕組みです。強いマザートリガーを選ぶことが国力を強化に繋がるため、マザートリガーになる生贄選定を大事にしています。政治的には4大領主の内、最も良い神を提供したところが次の実権を握る制度であり、どの領主も躍起になって神を探すようになります。また、現在のアフトクラトルは神の寿命が尽きそうであり、次の神選びを急いでいます。雨取のトリオン量は神に相応しいレベルに達しているらしく、大規模侵攻の際は雨取のトリオン量に気づいた段階から雨取の確保を最優先で動くほどです。
また、身分制度も存在しており、各領主を頂点として各家柄はその下に位置します。ヴィザは強さで言えば領主を超えるレベルですが、身分の関係で戦闘員の扱いとなっています。
一方でベイルアウトの機能や情報共有は一歩劣っているのか、装備しておらず、やられるとその場で換装体が解けてしまうトリガーです。そのため、ミラのような空間移動系がいないと救出が出来ません。また、オペレーターの概念もないため、裏で全ての情報を各隊員に発信する役割も持ちません。ハイレインはミデンの情報共有能力には手を焼いていました。国の制度としてもミデンのようなランク戦、個人戦等はないようで、異なる育成プログラムを持っていると思われます。
アフトクラトル出身は「ハイレイン、ランバネイン、ミラ、エネドラ、ヒュース、ヴィザ」が明かされており、全員がS級もしくはA級+のレベルです。現時点ではラスボス候補筆頭の国となります。
キオン
厳しい気候と地形で敵国から有利な状況を作る国であり、別名「雪原の大国」と言われています。こちらもどちらかと言えば防衛に一日の長がある国家と言えます。
大規模侵攻で可能性のあった国です。アフトクラトルには劣りつつも、軍事力は中規模以上であり７年前の情報でブラックトリガーを６本保有しています。また、爆撃型トリオン兵イルガーを保有している国でもあります。
イメージで言うとロシアに近い位置づけかと思われます。
レオフォリオ
別名「騎兵国家」と言われる国であり、兵士は特殊なトリオン兵にのって戦いをします。大規模侵攻の際に候補に上がった国家の１つです。
リーベリー
広大で豊かな海を持つ水の世界であり、別名「海洋国家」と言われる国です。大規模侵攻の際に候補に上がった国家の１つです。
ガロプラ
多数を相手取るトリガーを用いる小国です。しかし、ヒュースより「小国ではあるが兵士は精鋭揃い」と言われており、個々の戦闘能力は高いです。天羽のサイドエフェクトでも「ガトリン、ラタリコフ、ウェン・ソー」をA級以上の良い色と言っており、その強さは本物です。ガロプラ襲来の際は全員がノーマルトリガーでしたが、パラメータ的にはミデンのパラメータよりも平均値が高く、ガトリンが東や木崎と同じ６６であり、副隊長のコスケロは忍田と風間の間である６１です。パラメータが全てではありませんが、多くの隊員がA級上位の強さを有しています。
トリガーは各隊員が固有のトリガーを持っており、共通装備として「ベイルアウトのような脱出機能」「カプセル型のトリガー収納機能」を持っています。後者はトリオン兵を出したり、武器を出したり、射出装置を出したりと応用の効くものであり、ミデンのノーマルトリガーと比べてもかなり便利な機能と言えます。
これはイメージ似すぎませんが、恐らく北欧系の自然を有している可能性が高く、ガロプラ隊員の好きなものには「鹿肉のシチュー、鶏肉、チーズ、パン、ミートパイ、白葡萄のワイン、砂糖たっぷりのホットミルク」といった寒い地域で好まれそうなものが並んでいます。
レギンデッツが今よりも小さい時にアフトクラトルからの侵攻を受けました。その際にハイレインを始めとするメンバーに一瞬で制圧され、マザートリガーを人質に取られました。それ以降、属国関係となり苦しい国家となっています。同様にロドクルーンという国家もアフトクラトルの属国であり、属国同士で多少の国交があるようです。ミデンを襲う際は協力関係にあり、ロドクルーンからの支援を受けています。
またミデンに対してアフトクラトルよりも周回軌道が近いらしく、ミデンからするとすれ違いやすい国にあたります。林道支部長により良い国交を持とうとしているため、将来的には同盟国もあり得る国にあたります。
ガロプラ出身は「ガトリン、コスケロ、ラタリコフ、ウェン・ソー、レギンデッツ、ヨミ」が明かされています。話のわかる人間が多いので、今後の連携に期待です。
ロドクルーン
トリオン兵を用いて戦う小国です。いわゆる、人型ネイバーは戦闘終了後に行うトリオン兵の回収まで姿を現さず、トリオン兵で全ての戦闘を行います。ヒュースは「ロドクルーンのトリオン兵団」と言っていました。
数の有利を大事としており、コストの高いトリオン兵ではなく、コストの低いトリオン兵を大量生産するタイプです。ガロプラ襲来の際にいたアイドラやドグはロドクルーン産です。
こちらもアフトクラトルの属国であり、支配されている状態です。ガロプラと共にミデンを襲う際はアイドラ95体、ドグ200体の提供をしています。
トロポイ
恐らく国家であると予想されている国です。トロポイの自律型トリオン兵と言われており、トロポイ産を示唆した表現からトロポイという国家があると予測されています。
仮に国家だとした場合、レプリカの出身国になります。明らかに次元の違うトリオン技術であることから、トリオン兵の技術が秀でた国となります。また、トリオン兵が自らの意思で他国の人間についていく様から、かなり自由な思想が根付いていると思われます。
メノエイデス
ブラックトリガー争奪戦前に太刀川隊、冬島隊、風間隊が遠征していた国です。４本のトリガーを持ち帰っています。
乱星国家
決まった軌道を描きながら周回する国家を惑星国家と位置づけ、決まった軌道がなく自由に動き回る国を乱星国家と呼びます。動きは自由そのものであり、くねくね動き回っています。
エルガテス
アニメオリジナルで登場した国です。アニオリは本編とは関係のない位置づけになるため、説明は省きます。
おまけ
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