【ワールドトリガー】最新話(220)の考察。水上9番隊の失速が予想される【ネタバレ注意】

基本情報

220話は閉鎖環境試験2日目を終え、各隊の点数やそれに対する反応を見る回でした。「水上9番隊の圧倒的勝利」「諏訪7番隊に兆しあり」「古寺6番隊が固すぎる」など思うところは色々ありますが、まだ始まって2日目です。これからの流れも含めて考察していければと思います。

ネタバレをしすぎるのはあまりよろしくないと思いますので、ポイントを絞って要点で理解できるように解説していこうと思います。

2日目までの結果

2日合計 2日目 1日目
水上9番隊(ー) 4,725pt 2,412pt 2,313pt
古寺6番隊(ー) 3,827pt 1,652pt 2,175pt
村上10番隊(ー) 3,633pt 1,484pt 2,149pt
二宮8番隊(ー) 3,426pt 1,467pt 1,959pt
来馬5番隊(ー) 3,244pt 1,337pt 1,907pt
柿崎3番隊(ー) 3,147pt 1,334pt 1,813pt
王子2番隊(+1) 3,145pt 1,355pt 1,790pt
歌川1番隊(+1) 3,141pt 1,438pt 1,703pt
北添4番隊(−2) 3,138pt 1,333pt 1,805pt
諏訪7番隊(+1) 3,117pt 1,475pt 1,642pt
若村11番隊(ー1) 2,920pt 1,239pt 1,681pt

2日目から戦闘シュミレーションが追加され、順位の変動要素が強まった中で上位6つの隊は依然として1日目の順位をキープしています。しかしながら、上位4つの隊と若村11番隊を除く6つの隊(5位〜10位)にはそこまで点数の開きはなく、1日目下位だった隊はそれぞれ点数の伸ばして追いつけそうな状態になりつつあります。特に諏訪7番隊と王子2番隊は2日目の成績が良く、状況変化に対する対応力の高さが見て取れます。一方で来馬5番隊、柿崎3番隊、北添4番隊は2日目だけを見ると初日程の成績を出せてるとは言えず、対応力に不安を残した結果となりました。

また戦闘シュミレーションが追加されたことで初日よりも点数が大きくなると思いきや、その恩恵を受けたのは水上9番隊のみであり、他の隊は軒並み点数を落としています。特別課題やA級評価はそこまで大きな差がないことを考慮すると共通課題に対するリソースが減った(消化量に差がでた)ことで点数を落としたと考察できます。
・このまま全員で満遍なく取り組んで進めていくか(共通課題の消化量が落ち、分担課題に取り掛かるリソースも減るが、戦闘シュミレーションはちゃんとこなせる)
・負荷が高いが、戦闘シュミレーションを誰かに任せるか(共通課題を早めに終わらせて分担課題に取り掛かる)
といったように、各隊の方針によりますが2日目を終えたことで戦略を練り直す必要が出たと言えます。

また、戦闘シュミレーションは後半に連れて点数が上がっていくため、完全に捨てるのももったいないです。そうなると、「1人2試合ずつ担当して10試合をカバーする」「得意なメンツ数人で10試合をカバーする」といったようにある程度の分業制を敷いたほうが良いように思えます。その最たる例が水上9番隊であり、戦闘シュミレーションの得意な水上が全試合を担当することで1日目よりも高い点数をゲットしています。

諏訪が水上9番隊のトリックに気づいたような節を見せていますが、
戦闘シュミレーション担当:諏訪、香取、隠岐(香取はゲームが得意)
分担課題全力:宇井(チームで2番目の点数)
特別課題担当:三雲(考察が得意で2日目の特別課題も好成績)
といったように向き不向きで作業を分担することもあるかもしれません。

全員が戦闘シュミレーションに参加することで軒並み共通課題の消化量が落ちており、それは分担課題に対応できる時間が減っていることに繋がります。分担課題は配分が大きいため、必ず対応したほうが良いです。そうなってくると、水上9番隊のように得意な人間が得意な領域で力を発揮する分業方式が正解のように思えます。共通課題を早く終わらせて、分担課題に手を付けられる人間を作っていくためにも、勉強が苦手な人間たちが戦闘シュミレーションや特別課題に当たることが最善のように思えます。
※分担課題の問題は難しいため

戦闘シュミレーションの結果

勝ち 負け 引き分け 点数
水上9番隊 7勝 0敗 3分 380点
二宮8番隊 6勝 0敗 5分 340点
歌川1番隊 5勝 1敗 4分 290点
古寺6番隊 4勝 1敗 5分 250点
北添4番隊 3勝 4敗 3分 180点
村上10番隊 3勝 4敗 3分 180点
柿崎3番隊 3勝 5敗 2分 170点
来馬5番隊 3勝 5敗 2分 170点
王子2番隊 2勝 5敗 3分 130点
諏訪7番隊 2勝 7敗 1分 110点
若村11番隊 1勝 7敗 2分 70点

前半5勝0敗で進んでいた歌川1番隊が後半で強い部隊と対戦したこともあり、結果は3位でした。やはり強いのが水上9番隊であり、負け知らずの7勝3引き分けで終えています。このことからも、「得意な人間が少人数で操作することが1番」という答えがでています。

特に上位4チームが他7チームとは一線を画しており、力の差を感じさせます。諏訪7番隊のように何かしらのテコ入れ等を入れていかなければ、上位4チームに戦闘シュミレーションの点数を取られて差は開く一方です。
・1人で操作することでキャラ連携を高めた水上9番隊
・スペックの暴力で押し進める二宮8番隊
・ゲームが得意なメンツが集まる歌川1番隊
・賢さでゲームをハックしにいく古寺6番隊
それぞれが異なる戦い方をしているように、その他7部隊も戦い方に色をつけていく必要があると感じます。

水上9番隊はどこかで失速する

閉鎖環境試験の点数と順位が運営より隊長に送られています。その情報に関して「以下の情報を部隊で共有すること」と書かれています。この結果自体は水上から各メンバーに共有しても何も問題ありません。しかしながら、水上9番隊だけが異様に高いことに気づくのは自然な流れです。「なぜうちの部隊だけこんなに点が高いのか。2日目にそこまで差のつく要素はなかったはず」と思うのは普通だと思われます。

これに苦言を呈するのは照屋(樫尾)だと思われます。結果が出ていても、その過程に苦言を呈する可能性が高く、「方針を決めるのは隊長だが、情報はオープンにしよう」「戦闘シュミレーションにはメンバーも参加する」など水上的にはめんどくさい展開になっていくと思われます。また隊員同士の関係性にもヒビが入る可能性が高く、閉鎖環境試験という共同生活のストレスがかかっている中で余計なストレスが追加されるため、各課題をこなす中での影響が出てくると思われます。水上は隊長経験がなく、人に対してドライに捉えている部分があるので、こういった感情に寄り添ったコントロールは苦手だと見えます。

この辺りを大人の目線で見れ、隊長経験もある荒船が照屋や樫尾といった比較的若いメンバーをどうなだめられるかがポイントになってきそうです。

王子の隊長力が高い

辻ファンの方には申し訳ないですが、辻の真面目すぎる故の年頃の頑固さと王子の資質の高さが浮き彫りになった2日目でした。二宮教育で育ってきた辻からすると、真面目にカッチリこなしていくことが当たり前ですが、王子からすれば得意な領域で力を発揮することが大事であり、それぞれがカバーしあえば良いという柔軟な考えです。これは王子のような考えの方が上手くいくケースが多く、太刀川を引き合いにしながらのトークも含めて隊長としての資質の高さがうかがえました。

閉鎖環境試験のような一定のストレスがかかる環境下では、関係を悪化させるような言動は我慢するのが鉄板であり、生駒の性格でカバーされましたが辻がため息をついたり下げるような言葉はあまり良くなかったと言えます。一方で王子は完全なるポジティブシンキングであり、ストレス化の中でも皆をいい方向に導ける良い隊長の姿を見せました。

城戸が組んだプログラム的には後半戦はさらにキツくなるようなので、王子の隊長力と辻の成長に期待したいところです。

村上10番隊は何とか歯車が上手く回っている

村上10番隊は初日、2日目共に3位という好順位をキープしています。
村上、堤、熊谷、蔵内、氷見からなる隊ですが、少々不安材料が残ります。
・隊長経験のある隊員がいない
・村上の隊長としての振る舞いが弱い
・皆が優しすぎる故に判断力に不安が残る
といったところです。後半戦に連れて負荷が高まるとスピーディーな判断と引っ張れる隊長が重要になります。そういった中で村上10番隊は不安が残ると言えます。氷見は既にざっくりと隊の弱点に気づいているようなので、上手くチームを誘導していけるかが鍵になると思われます。こういった隊は1度崩れると持ち直すのにかなり大変なケースが多いため、上手く回っている歯車を崩さないように回し続けることが大事になると思われます。

古寺6番隊は盤石の布陣

古寺6番隊は初日2位、2日目2位で合計2位という好順位です。
奥寺、三浦、木虎、六田が隊員としていますが、古寺と木虎の賢さが圧倒的と言えます。また、木虎は中学3年生とは思えない判断力も持ち合わせているため各所で有能な動きをします。

閉鎖環境試験のポイントは
・点数を殆どを占める学力による点数を取れる賢さ
・精神的に負荷の高い状況下で判断する能力、ストレス発散力
・ルールをハックする適応力
と言えます。特に分担課題は問題が難しく
・行動日程の計算
・証明問題
・トリガー工学
・トリオン効率計算
・作戦コスト見積もり
といった問題があります。これらは賢い隊員がいないと対応が難しいと言えます。
古寺6番隊はどれも対応可能であるため、閉鎖環境試験では最終的に1位を取るのではないかと思っています。

二宮8番隊のさらなる躍進が起きる!?

二宮8番隊と言えば、コストオーバーと言われる「二宮、東、雨取、絵馬、加賀美」からなる隊です。隊長経験がある上に隊長としてのレベルも高い二宮が隊長であるため、判断力やリーダー力が高く、統率された隊と言えます。

現在は2日目終了時点で4位ですが、4位で終わるような隊とは思えません。最終的には1位狙いで2位くらいに落ち着きそうな予感です。そうなると、今以上の戦術を打っていく必要があります。

閉鎖環境試験のポイントは、「分担課題をどれだけこなせるか」だと読んでいます。そのため、水上9番隊のように特定の人間が特定の課題をこなしていく方式を取ることで、残りの人間が共通課題を早く終わらせて分担課題に取り掛かる必要があります。また、分担課題は難しいため、取り掛かる人間は賢い必要があります。

そういった中で二宮は特別課題に絵馬を指名しています。絵馬はあまり賢い隊員ではなく、分担課題には不向きな隊員です。特別課題が得意なわけではありませんが、経験の浅い雨取よりは考察ができるはずです。そんな雨取も賢い隊員ではありません。そうなると分担課題には不向きな隊員です。そのため、戦闘シュミレーションをしてもらう方が良いです。駒スペックが高い上にスナイパー駒が多いため、大敗はしない(むしろある程度勝つ)と予測できます。
二宮が
二宮、東、加賀美:共通課題を早く終わらせて分担課題に取り掛かる
絵馬:共通課題と特別課題担当
雨取:共通課題と戦闘シュミレーション担当
といった布陣を取れば、かなりの高得点が狙えると予測できます。現在は特別課題と戦闘シュミレーションがありますが、他に追加されたとしても二宮と東、加賀美の誰かが対応すれば良いです。皆賢いので他の隊よりも練度高く対応できると予測できます。

二宮が上記のような方針を想定していれば、後半戦の躍進が期待できると予想しています。

後半戦につれて隊長経験のある隊長組の躍進に期待

現状、好順位を取っている水上9番隊、古寺6番隊、村上10番隊は全員が隊長経験ナシです。そのため、現状は策が上手くはまっているという表現が正しく、隊のモチベーションが崩れたり、策が上手く回らなかったりするとガタガタと崩れていきます。そういった時に隊長としての立ち回りが求められてきますが、その経験がないため持ち直しには数日有しそうな感じがしています。

一方で隊長経験がありつつ、隊長としての資質も高い王子2番隊と諏訪7番隊は後半戦に伸びてきそうな感じがしており、キツくなった時に力を発揮してくれそうです。来馬5番隊や柿崎3番隊も持ち前の人柄で辛い時にも周りのモチベーションを維持する力に長けていそうですし、後半戦になるにつれて隊長経験のある隊長組が伸びてきそうな感じがしています。

若村11番隊はヒュースに助けられる!?

若村11番隊は若村の無能さを露呈し続けるだけで魅せ所がありません。話の流れ的にも「差を広げられてドベでした」とはならないと思われます。そういったメタ的な考察も含めていくと、活躍するのはヒュースであると予想されます。
「若村、半崎、笹森、ヒュース、細井」というメンバーからみれば、強い意志で隊の状況を打破するための一手を打つのはヒュースだと考えるのが妥当です。

ヒュースからすれば、手段を選ばずになんとしても遠征部隊に選ばれる必要があります。
・策を打たぬまま、ドベを走り続ける
・減点かもしれないけれど、効果的であろう策を打ってみる
という2択になれば、後者を選ぶのは必然と言えます。若村があたふた判断に迷う展開は続くかもしれませんが、1度提案した「共通課題を分担して写す作戦」はやると思われますし、「二宮8番隊のようなスナイパー部隊には、スナイパー経験のある半崎が担当する(戦闘シュミレーション)」「文字の読みやリスニングに弱いヒュースは共通課題を誰かにやらせて、戦闘シュミレーションに全力を注ぐ」「若村に対して「お前が判断に迷うことで人が○ぬと思え」といった喝を入れる」などヒュースが何かしらの言動で若村11番隊に変化を促すのではないかと思っています。

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